
2021年6月12日、ワイルドスワンズからフランスのメジスリー・ジュリアン社製のゴートを使ったミニ財布、kf-003が発売されました。
ジュリアン社は、創業100年以上の歴史を持つ、希少な山羊革専門のタンナーであり、
同社製のゴートの特徴は、肉厚で、コシが強く、繊維密度が高く、強度があり、摩擦に強く、更に、耐久性が強いことで知られています。
抽選で当選しました!
ジュリアン社のゴートは、植物タンニンを用いたタンニン鞣しと、化学薬品を用いたクロム鞣し
の両方を採用した混合鞣し(コンビ鞣し)で仕上げられています。
この結果、見た目が美しく、しなやかな風合いを実現するクローム鞣しの特徴を生かしつつ、
エイジングも期待できるというタンニン鞣しの良いとこ取りが可能になるようです。
内装は、ベルギー・マシュア社製のサドルプルアップの型押し加工を施された牛革です。
堅牢なサドルプルアップレザーに型押し加工を施すことで、皮革の密度が高まり、ハリ感も更に
強く変貌します。
このゴートは、ドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフに似たような表情をしていることから、
このサドルプルアップの型押し加工ととても良くマッチしています。
シュランケンカーフも、柔らかい革なのに、コシや弾力性があり、丈夫で耐久性に優れており、
傷や摩擦に強い皮革ですが、ジュリアン社のゴートも似たような革質と言えるかもしれません。
希少価値の高い皮革ですので、今回も、抽選販売となりました。
応募しても、kf003は人気が高過ぎて、なかなか当選しませんが、今回は、まさか!?とは思いましたが、
運よく当選させて頂きました。早速ですが、届いた商品を開封してみたいと思います。
実際に使ってみたレビュー

ワイルドスワンズは、茨城県稲敷郡河内町に工場があり、商品はそこから宅急便で配送されてきます。

段ボールを開けると、わら半紙のようなもので覆われています。
ワイルドスワンズの商品を買うと、だいたい、段ボールにガムテープ、箱を開けるとわら半紙、こんな感じですね。


色々なチラシ、パンフレットが同封されています。

プチプチに包まれて、丁寧に梱包されています。

ワイルドスワンズでkf-003を購入するとワイルドスワンズの箱ですが、コラボしているコルボ社で購入すると箱が違うんですよね。

箱を開けると、おなじみのスリッカーもしっかり入っております。

お馴染みの薄緑色の薄葉紙に包まれています。

じゃじゃーん、出ました。ジュリアンゴートのKf003、ブラックです。

シボが美しいと言われるジュリアンゴート、本当に、美しい表情をしています。

うーん、後ろから眺めても、美しいです。

コバも綺麗に磨き上げられており、惚れ惚れするほど、美しいです!

サドルアップの型押し加工は、エイジングも楽しめて、しかも、傷に強いので、綺麗に使ってい
くことができますね。

コルボ社のSATORU FURUSEの刻印がありますが、拡大鏡で見ないと、良く見えませんね。


早速ですが、カード4枚と100円玉を9枚、10円玉を9枚を入れてみたいと思います。


小銭入れ部分の中にあるベロフラップの奥にカード4枚を入れてみました。

次に10,000円札を10枚入れてみたいと思います。

10,000円札を10枚でも余裕がありますね。新品なので、まだ、固いのですが、入ります。

だいたい、8mmくらいの余裕があります。10,000円札を持ち歩きしたい人は、パームではなく、
やっぱりkf-003がオススメです。私もパームで試しましたが、ちょっと、きつかったです。

10,000円札10枚入って、こんな感じです。

ホックがあるので、綺麗にしまります。ワイルドスワンズ製品のホックは、
開け閉めする時のホックの音と感触が、たまらなく素晴らしいんですよね。あの感触、不思議な感触ですよね。

こちらが、カード4枚、10,000円札10枚、小銭990円(18枚)が入った状態です。
ホックの付いていない二つ折り財布は、世の中に沢山ありますが、これだけお札と小銭を入れたら、
空きっぱなしだと思います。
しかし、ホックでしっかりと閉じられるのが、このkf003の最大の魅力だと思います。しかも、こんなにもコンパクト!

開け閉めを繰り返し、ガシガシ使ってみましたが、縫い目の跡もまったく付きません。
これだから、サドルプルアップ×型押しが好きです。
依然の私は、スムースレザーが好きでした。その代表格がシェルコードバンのkf003です。
艶やかなエイジングに魅了されてフルグレインブライドルレザーのkf003も試してみました。
ワイルドスワンズの代名詞、サドルプルアップkf003も試してみました。特に、内装は一日使えば、
縫い目の跡が付いてしまい、傷が目立ってしまいます。
型押しレザーはあまり好きではなかったのですが、ここへきて、型押しレザーにすっかり魅了されてしまいました。
恐らく、ペリング社のシュランケンカーフに出会ったからでしょうか。
次回は、ペリング社のシュランケンカーフのブリーフケースをご紹介したいと思います。
